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南伊豆T邸外観.jpg 南伊豆IT-HOUSE(2002) 杉小舎(すぎごや)

この仕事は、鎌倉に移って初めての大きな仕事でした。片道5時間近くかけて通った現場です。住宅となる母屋と離れ(コテージ)の2棟を敷地に建設するという仕事でした。
敷地は約20度の斜面で、自然がよく残った土地でした。現場はまず樹木の伐採と道づくりからはじめられました。
配置計画は試行錯誤の連続でした。敷地が広大であったため、比較的自由に配置できると思っていたのですが、接道となる道は土地の勾配などを考えると、ただひとつの選択しかないことがわかりました。その接道が偶然に真西へ向かって下るという配置であったことから、離れの直角二等辺三角形のプランが導きだされました。また、この土地は夕日がきれいなことで知られる海が目の前にあったこともあり、離れからは夕日を眺めることが主題となりました。
母屋と離れの配置も、離れから母屋が目に入らないように敷地の高い位置に母屋を、低い位置に離れを建設するという配置に決定されました。以上のような接道と母屋、離れの上下関係から最終的な配置の結論を得ることができたわけです。
素材に関しては、地場の杉材を多用することを主題としました。構造材、外壁、内部の床材、壁材などに杉材を使用しています。
母屋、離れの両方からの眺めはどちらもすばらしく、各棟の浴室からもその眺めを堪能できるようプランニングされています。

延べ床面積:杉小舎(母屋)114.51平方メートル・杉小舎(離れ)41.41平方メートル
構   造:地下1階・地上2階 木造

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葉山K邸外観.jpg 葉山MK-HOUSE(2002)


この仕事は、南伊豆の仕事と並行して進められました。オーナーの方は、プロのウインドサーファーであり、この土地にクラブハウスと艇庫、及び住宅を建設したいというご要望でした。
敷地は海のすぐ近くであり風も強いことから、骨組みは鉄骨造とし、その他は可能な限り木造で建設されています。スチールが露出しているバルコニーは、溶融亜鉛メッキを施し、スチールを保護しています。
オーナーの職業柄、風に対しては繊細であり、詳しい知識をもたれていました。よって、この住宅もできるかぎり風がうまく室内を流れていくような開口部の配置と開き勝手に注意しました。真っ白な建築にしたいという奥様のご要望もあり、葉山らしくサイディングを白色に塗装しています。
また、オーナーのお知り合いに熊本で林業を営まれている方がいましたので、そこから燻煙処理された杉の床材を仕入れ、住宅部分のほとんどの床に使用しています。葉山の湿気をこの杉材で調湿することがねらいでした。
工期やコストのきびしい仕事でしたが、工務店のがんばりもあり、何とか予定されていたオープンに間に合わせることができました。今では、森戸神社の参道に溶け込んできていることと思います。

延べ床面積:193.69平方メートル
構   造:地上3階・鉄骨造

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竹内邸外観.jpg
鎌倉NT-HOUSE(2003)


鎌倉の谷戸の中に建設された住宅です。オーナーのご夫婦は、1階で完結した生活がしたいということで、寝室ほか水廻りのすべてを1階に配置し、2階は多目的室として、将来自由に使える空間とするプランニングを行っています。
コストがきびしかったこともあり、外壁は北海道のメーカーから取り寄せた繊細なガルバリウム鋼板を使用しています。1階床のコルクタイルは、以前オーナーの方が暮らしていたマンションがコルクタイルで、その感触が気に入っていたということもあり、この住宅でも使用することになりました。
壁はすべてAEP塗装の白色、2階床はJパネルという商品名の杉集成材(厚さ36ミリ)に柿渋塗装をし、その裏は1階寝室の天井材と兼用しています。
ご主人はお風呂好きということもあり、裏山の竹藪を眺めながら入浴できるような浴室を是非つくってほしいというご要望があったため、シンプルですが、白いタイル貼りでヒノキの天井の浴室を正面の左手につくっています。
小さな住宅ですが、大胆に吹き抜け空間をつくるなど、その小ささを感じさせないおおらかな内部空間をもつ建築ができたと思います。

延べ床面積:75.95平方メートル
構   造:地上2階・木造

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090517.jpg 鎌倉II-HOUSE(2005)


鎌倉の二世帯住宅です。前面(南側)の敷地が空き地になっていたため、将来どのような住宅が前面に建設されるかわからない状態で設計が始まりました。
前面の敷地に建つであろう住宅の高さを考えると、冬場の日照はかなりきびしい条件になることが予想されました。特に、奥の子世帯1階LDKは、冬場に暗くならないよう、2階のトップライトと吹き抜けを利用し採光する方法をとっています。
親世帯と子世帯は内部の建具でつながっていて、親世帯の気配がわかる程度の小窓を建具に組み込んでいます。親世帯、子世帯とも障子はいわゆる雪見障子とし、障子の下半分が自由に上げ下げできる仕様とし、採光、プライバシーの調節に役立てています。また、子世帯の1階廻りは、調湿のため、珪藻土を使用しています。
建物の正面は、オーナーの方のご希望もありタテ格子の門扉とし、密集した住宅地のファサードを印象づけています。

延べ床面積:105.47平方メートル
構   造:地上2階・木造

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藤沢U-外観.jpg 藤沢KU-HOUSE(2005)

地下音楽スタジオをもつ住宅です。半地下の地下室の上に、木造2階建てをのせたかたちになっています。敷地は3面が道路に面していて、将来、近隣の住宅に変化があったとしても十分余裕のある空隙を廻りにもっているという恵まれた敷地でした。よって、日照の面においてもなにも遮るものがなかったため、パッシブソーラーハウスの考え方を少しでも取り入れた住宅をつくることをコンセプトの中心としました。
地下がコンクリート造でつくられることから、そのコンクリートスラブを利用し、1階LDKの床をタイル敷きとし、蓄熱床をつくりました。LDKの半分ほどの面積に電気式床暖房を組み込んで、補助暖房としています。また、階段室を通気スペースとし、2階廊下の高窓で通気ができるよう工夫されています。
オーナーの方からは、冬場に会社から帰ると、暖房を切り忘れたのか、と思われるほどLDKは暖かく快適だとのご意見をいただいています。

延べ床面積:87.42平方メートル
構   造:地下1階・地上2階・RC造+木造

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